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【資料3】日本ホームヘルパー協会 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35413.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第225回 9/27)《厚生労働省》
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1.人材確保や雇用の継続に繋がる給与設定ができる報酬単価を設定してください
専門職として、全産業平均賃金以上の給与で常勤雇用が行え、介護福祉士の資格を持つ
者が他の国家資格保有者や専門職種並みの給与が保証されるだけの報酬単価の設定をお願
いいたします。
また、人材を確保するには採用時の研修に資金がかかり、物価上昇に伴う事務職員等の
給料のアップ、移動手段のガソリン代の上昇等もあり、ますます経営が厳しくなっている
状況です。事業所が存続し、訪問介護の運営が継続できるように基本報酬の単価アップを
お願いします。

2.必要な報酬単価・加算の再検討をお願いします
(1) 土日・祝日・年末年始の手当を保証してください
訪問介護においても働き方改革が適用されていますが、土日・祝日・年末年始も活動を
余儀なくされています。事業所は訪問介護員に手当をつけて仕事をお願いしている状況で
す。基本報酬の引き上げをしてください。

(2) サービス提供責任者が法で定められた本来業務を全うできるよう加算を創設してください。
① 退院・退所時のカンファレンスへ参加した場合の加算を創設してください。
利用者が退院・退所をすると、直ぐに訪問介護サービスの提供が必要となります。
そのため、サービス提供責任者はカンファレンスに参加して、早急に書類を作成し、
訪問介護員の手配を行います。カンファレンスへ参加している時間、待ち時間、書類
作成の時間にも人件費が発生していますが報酬はつきません。適切な評価をしてくだ
さい。
② 喀痰吸引やその他医療的処置が必要な医療依存度の高い利用者へのサービス提供
に、加算を創設してください。
地域包括ケアの推進により、難病や痰の吸引等、医療依存度の高い利用者が在宅
で暮らし続けていくためのサービスを提供することが求められており、これからの
訪問介護員の重要な役割の一つであると認識しています。
喀痰吸引を実施するには、講義においては 50 時間の研修及び各行為のシミュレ
ーター演習、実地研修の科目においては、10 回以上又は 20 回以上と必要な回数
が求められています。実施においても医療職との連携の上に細心の配慮が必要とな
りますが、通常の身体介護の報酬しかつきません。同様に、医療依存度の高い利用
者に対するサービスでも、より専門的な技術や観察、多職種との連携等が欠かせま
せん。これらについて適切な評価をしてください。
(3) 看取り加算を創設してください。
看取りケアにおいては、最期の時までご本人・ご家族の意向に沿った生活を送れるよ
う、看取り期に応じた身体的・精神的なサポートや配慮、医師、看護師をはじめとした

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