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診-1○入院・外来医療等の調査・評価分科会からの報告について (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000186974_00029.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会(第217回 9/27)《厚生労働省》
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– 看護師による直接の看護提供の頻度・必要性が高い傾向にあった。
– リハビリテーション実施頻度、リハビリテーション実施単位数は低い傾向にあった。
地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料を算定している患者についてDPCデータ解
析したところ以下のとおりであった。
– いずれの入棟経路においても、誤嚥性肺炎や尿路感染症が多く見られた。
– 入棟経路別の医療資源投入量等においては、救急搬送後、直接入棟の患者は、包括
範囲の医療資源投入量が多い傾向が見られた。ついで、緊急入院後の患者の包括範
囲の医療資源投入量が多かった。
– 救急搬送後直接入棟の患者の割合は、地域包括ケア病棟において、多くの病棟・病
室で5%未満であったが、129 施設(7.8%)は 15%以上であった。
– 病院の許可病床ごとに救急搬送後直接入棟の患者の割合の分布を比較したが、明確
な差は見られなかった。
– 救急搬送後直接入棟の患者の割合が 15%以上である地域包括ケア病棟は、割合が
5%未満である地域包括ケア病棟と比較して、包括範囲の1日あたり医療資源投入
量が多い傾向にあった。
地域包括ケア病棟の入棟患者のうち短期滞在手術等基本料3のみを算定する患者の割
合は、多くの病棟・病室で0%であったが、158 施設(9.5%)は 10%以上であった。
短期滞在手術等基本料3を算定する患者の割合が 10%以上である地域包括ケア病棟は、
割合が0である地域包括ケア病棟と比較して、自院の病棟から転棟した患者割合が低く、
家庭から入棟した患者割合が高く、自宅等に退棟した患者割合が高い傾向にあった。
地域包括ケア病棟を持つ病院の在宅医療の提供状況については、訪問診療の基準を満た
している医療機関が多い。
地域包括ケア病棟を有する病院に併設する訪問看護ステーションでは、
「24 時間対応体
制加算の届出」や「併設医療機関以外の主治医の利用者が1割以上」が約9割以上であ
る一方、地域における人材育成等の実施割合は低い。
地域包括ケア病棟・病室を持つ病院の自宅等からの緊急患者の受入数について、入院料・
入院医療管理料1及び2において施設基準要件を下回っている医療機関が一定数存在
する。
在宅復帰率について、地域包括ケア病棟入院料及び入院医療管理料1・2において、令
和3年と比較して令和4年では、在宅復帰率が高い傾向にある。
地域包括ケア病棟を届け出ている医療機関において、在宅療養支援病院及び在宅療養後
方支援病院の届出を行う割合が増えている。
地域包括ケア病棟における重症度、医療・看護必要度の該当患者割合にはばらつきが見
られる。
地域包括ケア病棟入院料の届出を行っている医療機関において、在宅療養支援病院及び
在宅療養後方支援病院の届出が増加している。
地域包括ケア病棟は施設ごとに果たしている機能が多様であることを尊重すべきでは
ないか、との指摘があった。
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