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感染症週報 2023年第29週(7月17日-7月23日) (6 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html
出典情報 感染症週報 2023年第29週(7月17日-7月23日)(8/4)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2023年 第29週
(7月17日〜 7月23日)
:通巻第25巻 第29号

◆定点把握の対象となる5類感染症
全国の指定された医療機関
(定点)
から報告され、疾患により小児科定点
(約3,000カ所)
、インフルエンザ/
COVID-19
(小児科・内科)
定点
(約5,000カ所)
、眼科定点
(約600カ所)
、基幹定点
(約500カ所)
に分かれてい
ます。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です
(増減の目安は小数点第3位以下を含む)


定点把握疾患の報告の過去5年間の同時期との比較(第29週)



定点当たり
報告数
インフルエンザ
1.59
RSウイルス感染症
2.59
咽頭結膜熱
0.51
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.14
感染性胃腸炎
3.09
水痘
0.11
手足口病
1.24
伝染性紅斑
0.02
突発性発しん
0.24
ヘルパンギーナ
4.71
流行性耳下腺炎
0.05
急性出血性結膜炎
0.01
流行性角結膜炎
0.36
マイコプラズマ肺炎
0.02

0.45

-2.14

0.17

-0.06
-0.57
-0.45
-0.63

0.45

-0.22

-0.88
平均-1SD

0.83

2.82

-0.67

平均-2SD

22.66

平均

平均+1SD

SD:標準偏差

平均+2SD

当該週と過去5年間の平均(過去5年間の前週、当該週、後週の合計15週間分の平均)との差をグラフ
上に表現した。



-3.05




インフルエンザ/ COVID-19定点報告疾患
3.91
インフルエンザの定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期
(前週、当該週、後週)
と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は鹿児島県(18.67)、宮崎県(9.98)、熊本県
(7.53)である。基幹定点からのインフルエンザ入院サーベイランスにおける報告数は93例と前週
と比較して減少し、26都道府県から報告があった。
新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は第20週以降増加が続いている。都道府県別
の上位3位は佐賀県(27.44)、宮崎県(24.47)、長崎県(22.94)である。
小児科定点報告疾患(主なもの)
RSウイルス感染症の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は徳島
県(7.26)、大分県(6.03)、三重県(5.64)である。
咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は大阪府(1.47)、福岡県
(1.26)、京都府(1.10)である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第26週以降減少が続いている。都道府県
別の上位3位は福岡県(3.03)、鳥取県(2.42)、山口県(2.30)である。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第23週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は
大分県(7.00)、熊本県(5.14)、埼玉県(4.56)である。
手足口病の定点当たり報告数は第19週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は新潟
県(6.09)、島根県(4.91)、岡山県(3.96)である。
伝染性紅斑の定点当たり報告数は 2 週連続で増加した。都道府県別の上位 3 位は山口県
(0.19)、茨城県(0.09)、静岡県(0.07)である。
ヘルパンギーナの定点当たり報告数は2週連続で減少したが、過去5年間の同時期と比較して
かなり多い。都道府県別の上位3位は岩手県(15.21)、山形県(13.89)、宮城県(12.89)である。
流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は愛媛県(0.19)、香川
県(0.14)、群馬県(0.13)、和歌山県(0.13)である。
基幹定点報告疾患
マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は宮城県
(0.20)
、福
井県
(0.17)
、佐賀県
(0.17)
、静岡県
(0.10)
である。
感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)
の定点当たり報告は減少した。兵庫県から1例報告があり、
年齢別では1〜4歳であった。
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

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