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資料2-2 中尾参考人提出資料(順天堂大学医学部附属静岡病院 臨床研修センター センター長)[1014KB] (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34548.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和5年度第2回 8/2)《厚生労働省》
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産科・小児科プログラムの意義・効果についての認識
(産婦人科)全国的に(特に地方で)産科医、新生児科医、小児科医が不足する中、魅力の
あるプログラムを提供することで、将来周産期医療を志望する医師が増えることが一番の
意義と考えます。また、指導医、研修医ともよりよい周産期医療を提供したいという同じ
目標を共有できることから、熱意ある指導のもと充実した研修が可能となり、後期研修医
に近い経験を得られることがメリットと思います。
(小児科)周産期を希望する若手医師を早期に拾い上げて、幅広く症例を経験させることは意
義のあることと思われる。一方で、初期臨床研修の真の目的である幅広い診療科を経験させ、
地域差なく患者が全ての科に精通した総合医を育成するためにも、成人診療科や外科、マイ
ナー科の経験も十分させることも必要と思われる。

産科・小児科プログラムの設置を義務付けることについての見解
(産婦人科)周産期医療に従事する医師の深刻な不足を考えると、産科・小児科プログラムを
設置することは意義のあることだと思います。義務化するかどうかは、その地域や病院の事
情もあると思いますので今後議論が必要と思います。
(小児科)初期研修医の段階で、減少する周産期医療に携わる診療科を希望する医師が増える
ことは、将来の周産期医療にとって期待できる。しかし、臨床研修病院の特性によっては、
小児科医の慢性的な不足や医療ソースが十分でない研修病院もあることが考えられ、研修医
指導まで十分に行えない可能性もある。周産期プログラムを配置できるかどうかは、病院の
規模や 小児科医確保のバックグラウンドを十分に評価する必要があると思われる。
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