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資料2 医療DXの推進に関する工程表について(報告) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00047.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第100回 7/7)《厚生労働省》
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医療 DX の推進に関する工程表



はじめに
我が国においては、世界的にも類をみない早さで高齢化が進行しており、2021 年現在
で 28.9%となっている高齢化率は、2050 年には 37.7%に達する見込みである。併せて、
総人口についても、長期にわたる人口減少過程に入っているところである。
世界に先駆けて超高齢社会に直面する中、国民の健康寿命の延伸を図るとともに、社
会保障制度を将来にわたって持続可能なものとし、将来世代が安心して暮らしていける
ようにしていくことが、今後の我が国の継続的な発展のために不可欠である。
こうした中で、保健・医療・介護の情報について、その利活用を積極的に推進してい
くことが、個人の健康増進に寄与するとともに、医療現場等における業務効率化の促進、
より効率的・効果的な医療等各種サービスの提供を行っていく上で、非常に重要となっ
ている。
また、毎年のように各地で自然災害が発生し、さらにこの 3 年間については、新型コ
ロナウイルス感染症の流行が我が国のあらゆる分野に大きな影響を与えている状況に
あり、安全保障や危機管理の観点からも、こうした情報の利活用を積極的に推進してい
くことが不可欠となっている。またその際には、医療分野等のセキュリティ対策を強化
していくことが必須となっている。
2022 年 6 月に、「経済財政運営と改革の基本方針 2022」(令和 4 年 6 月 7 日閣議決
定)において、
「全国医療情報プラットフォームの創設」、
「電子カルテ情報の標準化等」
及び「診療報酬改定 DX」の取組を行政と関係業界が一丸となって進めることとされ、政
府に総理を本部長とし関係閣僚により構成される「医療 DX 推進本部(仮称)」を設置し、
政府を挙げて施策を推進していく旨が打ち出された。
これを受けて、2022 年 10 月 12 日に医療 DX 推進本部が設置され、総理より、スピ
ード感をもって取り組むための工程表を策定すべく議論を進めるよう指示があった。そ
の後の検討状況は以下のとおりである。
2022 年 11 月 24 日には内閣官房副長官を議長、厚生労働副大臣及びデジタル副大
臣を議長代理とする医療 DX 推進本部幹事会の第 1 回会議が開催され、医療 DX に関
する施策の現状と課題について、議論が行われた。



2023 年 3 月 8 日に、医療 DX 推進本部幹事会の第 2 回会議が開催され、「医療 DX
の推進に関する工程表(骨子案)」について議論が行われた後、5 月 29 日には、医療
DX 推進本部幹事会の第 3 回会議において、「医療 DX の推進に関する工程表(案)」



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