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2022年度 福祉・医療施設の建設費について (5 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/230628_No003.pdf |
| 出典情報 | 2022年度 福祉・医療施設の建設費について（6／28）《福祉医療機構》 |
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2023-003
（図表 10）病院・介護老人保健施設の定員
1 人当たり延床面積の推移
型病院、精神科病院の順に低下していく。また、
1 人当たり建設費も同様の傾向である。
そこで、直近 3 か年度のデータを 3 類型に分
単位：平米
65.1
57.7 56.7
46.4 48.3 48.4
62.0
58.9
51.0 50.3
56.4
54.8
59.6
54.0 55.5
類し、類型ごとのサンプル割合の推移をみてい
65.0
57.6
く（図表 12）
。2022 年度の一般病院のサンプル
50.6
割合は、58.3％と前年度から 21.7 ポイントも低
53.3 54.0
45.7
48.4 46.7
44.8 43.1
41.7
下した。したがって、2022 年度における 1 人当
たり建設費の低下は、一般病院のサンプル割合
病院 (n=265)
老健 (n=245)
が相対的に低下したことが一因であると推察さ
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
れる。
年度
なお、いずれの年度においてもサンプル数が
2.3 病院および老健の定員 1 人当たり建設
費の推移
少ないことから、必ずしも全国の病院の平米単
価および 1 人当たり建設費を反映しているとは
病院の 1 人当たり建設費は 22,461 千円と前
限らないことにご留意いただきたい。
年度から 1,887 千円低下したが、依然として高
止まりしている（図表 11）。
（図表 12）直近 3 か年度 定員 1 人当たり
建設費の病院類型別サンプル割合
また、老健の 1 人当たり建設費は 12,940 千円
と前年度から 1,995 千円低下した。
一般病院
（図表 11）病院・介護老人保健施設の定員
1 人当たり建設費の推移
2020年度
2021年度
24,348
22,461
21,844
21,296
19,717
18,084
17,468
15,743
15,665
14,394
13,767
12,427
16,335
11,308
14,629 14,935
13,477
12,992
12,940
12,425
12,683
12,117
10,102
9,471
病院(n=265)
9,172 8,914
単位：千円
2022年度
療養型病院
精神科病院
76.2%
80.0%
58.3%
14.3% 9.5%
20.0%
41.7%
おわりに
老健(n=244)
本稿では、福祉・医療施設の建設費について、
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
経年比較や地域ブロック別、機能別にみてきた
年度
が、2022 年度においても、建設費は高止まりの
次に、病院の 1 人当たり建設費が低下した要
状況であることが確認できた。
因についてみていきたい。
また、建設工事費デフレーターをみても、
まず前提として、昨年度のレポート3にも記載
2012 年度以降、年々数値が上昇している（図表
があるが、病院の類型別4の平米単価は、医療機
13）。建設費の高騰は、福祉・医療施設のみなら
能の高い一般病院がもっとも高く、次いで療養
ず、建設業界全体をみても共通の傾向である。
3 2021 年度（令和 3 年度）福祉・医療施設の建設費について
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/220628_No001.pdf
4 一般病院、療養型病院、精神科病院を指す。一般病院は全病床に占める一般病床の割合が 50％超、療養型病院は全病床に占める療養
病床の割合が 50％超、精神科病院は全病床に占める精神病床の割合が 80％以上の病院と定義
Copyright ⓒ 2023Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.
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（図表 10）病院・介護老人保健施設の定員
1 人当たり延床面積の推移
型病院、精神科病院の順に低下していく。また、
1 人当たり建設費も同様の傾向である。
そこで、直近 3 か年度のデータを 3 類型に分
単位：平米
65.1
57.7 56.7
46.4 48.3 48.4
62.0
58.9
51.0 50.3
56.4
54.8
59.6
54.0 55.5
類し、類型ごとのサンプル割合の推移をみてい
65.0
57.6
く（図表 12）
。2022 年度の一般病院のサンプル
50.6
割合は、58.3％と前年度から 21.7 ポイントも低
53.3 54.0
45.7
48.4 46.7
44.8 43.1
41.7
下した。したがって、2022 年度における 1 人当
たり建設費の低下は、一般病院のサンプル割合
病院 (n=265)
老健 (n=245)
が相対的に低下したことが一因であると推察さ
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
れる。
年度
なお、いずれの年度においてもサンプル数が
2.3 病院および老健の定員 1 人当たり建設
費の推移
少ないことから、必ずしも全国の病院の平米単
価および 1 人当たり建設費を反映しているとは
病院の 1 人当たり建設費は 22,461 千円と前
限らないことにご留意いただきたい。
年度から 1,887 千円低下したが、依然として高
止まりしている（図表 11）。
（図表 12）直近 3 か年度 定員 1 人当たり
建設費の病院類型別サンプル割合
また、老健の 1 人当たり建設費は 12,940 千円
と前年度から 1,995 千円低下した。
一般病院
（図表 11）病院・介護老人保健施設の定員
1 人当たり建設費の推移
2020年度
2021年度
24,348
22,461
21,844
21,296
19,717
18,084
17,468
15,743
15,665
14,394
13,767
12,427
16,335
11,308
14,629 14,935
13,477
12,992
12,940
12,425
12,683
12,117
10,102
9,471
病院(n=265)
9,172 8,914
単位：千円
2022年度
療養型病院
精神科病院
76.2%
80.0%
58.3%
14.3% 9.5%
20.0%
41.7%
おわりに
老健(n=244)
本稿では、福祉・医療施設の建設費について、
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
経年比較や地域ブロック別、機能別にみてきた
年度
が、2022 年度においても、建設費は高止まりの
次に、病院の 1 人当たり建設費が低下した要
状況であることが確認できた。
因についてみていきたい。
また、建設工事費デフレーターをみても、
まず前提として、昨年度のレポート3にも記載
2012 年度以降、年々数値が上昇している（図表
があるが、病院の類型別4の平米単価は、医療機
13）。建設費の高騰は、福祉・医療施設のみなら
能の高い一般病院がもっとも高く、次いで療養
ず、建設業界全体をみても共通の傾向である。
3 2021 年度（令和 3 年度）福祉・医療施設の建設費について
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/220628_No001.pdf
4 一般病院、療養型病院、精神科病院を指す。一般病院は全病床に占める一般病床の割合が 50％超、療養型病院は全病床に占める療養
病床の割合が 50％超、精神科病院は全病床に占める精神病床の割合が 80％以上の病院と定義
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