[医療提供体制] 増加する救急患者と減少する入院患者 “構造的パラドックス”において地域医療の転換点で何が求められているのか

国立社会保障・人口問題研究所「出生中位(死亡中位)推計《国立社会保障・人口問題研究所》ほか

1.救急搬送のひっ迫と病床稼働率の低迷――現場が抱えるギャップ
コロナ禍以降、地域の医療機関からは次のような声が多く聞かれるようになりました。
「救急外来の患者は増えているのに、入院患者は減っている。」
「病床稼働率が上がらず、収益は落ちている。」
この状況の背景には、救急搬送件数の増加と入院医療の需要の減少という、地域医療における2つの変化の流れが交差することで生じる“構造的パラドックス”が存在していま...

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