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2015年03月27日(金)
[感染症] 日本が麻しんの排除状態にあることを認定 WHO地域事務局
- 厚生労働省は3月27日、世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局より、日本が麻しんの排除状態にあることが認定されたと発表した。排除達成の認定基準は、適切なサーベイランス制度のもと、土着株による麻しんの感染が3年間確認されないこと、または遺伝子型の解析によりそのことが示唆されること(p1参照)。 麻しんは、高熱、全身の発疹などを特徴とするウイルス感染症。肺炎、脳炎等を合併して死亡することもある。日本で・・・
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2015年03月26日(木)
[通知] 感染症用剤である点滴静注用製剤使用に関する留意点 厚労省
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- コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム点滴静注用製剤の使用に当たっての留意事項について(3/26付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 審査管理課 安全対策課 カテゴリ: 医薬品・医療機器 医療提供体制
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2015年03月25日(水)
[通知] 副作用や感染症、不具合報告の実施要領を改訂 厚労省
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- 医療機関等からの医薬品、医療機器又は再生医療等製品についての副作用、感染症及び不具合報告の実施要領の改訂について(3/25付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 カテゴリ: 医薬品・医療機器
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2015年03月25日(水)
[医学研究] 日本医療研究開発機構の2020年までの達成目標は9領域 政府
- 政府は3月25日、健康・医療戦略推進本部を開催し、国立研究開発法人「日本医療研究開発機構」の中期目標案(p3参照)(p4~p22参照)を提示した。日本医療研究開発機構は、同本部のもと、2014年7月に決定した「医療分野研究開発推進計画」にもとづいて、基礎から実用化まで一貫した研究開発を推進する独立行政法人。2015年度の予算としては1,423億円が計上されており、4月1日、正式に設立される。 中期目標の期間は、2015・・・
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2015年03月24日(火)
[感染症対策] 2年連続集計外でサーベイランス参加登録抹消 運営会議
- 厚生労働省は3月24日、院内感染対策サーベイランス運営会議を開催した。2007年4月施行の医療法改正により、すべての医療機関において管理者の責任の下で院内感染対策のための体制の確保が義務化。院内感染対策サーベイランス(JANIS)は、参加医療機関における院内感染や薬剤耐性菌による感染症の発生状況などを調査し、院内感染の概況を把握して医療現場へ対策に有用な情報を還元することなどを目的としている。 今回の会議は・・・
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2015年03月17日(火)
[医療安全] 健康被害補償に関するガイドラインのQ&A 日本再生医療学会
- 一般社団法人日本再生医療学会(JSRM)は3月17日付で、「再生医療等臨床研究における健康被害補償に関するガイドライン Q&A」を公表した(p1~p6参照)。このガイドラインは、2014年11月25日に施行された「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」の第3条第2項第4号」を受けて、JSRMが自主的な取り組みとして、再生医療に用いる細胞の提供者や再生医療を受ける者などに対する健康被害の補償などについて定めたもの。それに対・・・
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2015年03月16日(月)
[感染症対策] リベリアより帰国の男性、エボラ出血熱は陰性 厚労省
- 厚生労働省は3月16日、リベリア滞在歴があり帰国後発熱した40代男性患者について、エボラ出血熱の遺伝子検査の結果は陰性であったと公表した。男性は都内の感染症指定医療機関に入院しており、マラリアの診断を受けて治療を継続している(p1参照)。・・・
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2015年03月11日(水)
[結核対策] DOTSの指導を介護老人保健施設や訪問看護者に依頼 結核部会
- 厚生労働省は3月11日、厚生科学審議会の「結核部会」を開催し、感染症法施行規則の見直しの一環として、「家庭訪問指導などの依頼先案」(p4参照)を提示した。これは、感染症法の改正(p5参照)により、結核患者に対する服薬確認指導の実施を、病院・診療所・薬局などに対し、保健所長が依頼できるとされたことを前提としており、重点的に対策を講じる必要があるグループとして、高齢者・流行国出身の外国人などの「ハ・・・
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2015年03月02日(月)
[がん対策] 子宮頸がん等予防接種後の問い合わせ先公表 厚労省
- 厚生労働省は3月2日、「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関」(2015年2月27日現在)として、都道府県70医療機関を公表した。北海道の北海道大学病院(HPVワクチン副反応支援センター)、東京都の東京大学医学部附属病院(麻酔科・痛みセンター)など(p1参照)。・・・
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2015年02月26日(木)
[規制緩和] 旅客船特化の港湾、検疫港指定緩和を 構造改革調査委・部会
- 政府は2月26日、構造改革特別区域推進本部の評価・調査委員会「医療・福祉・労働部会」を開催し、「旅客船専用港湾での『検疫港』の臨時指定」に関する部会審議意見案について議論した。 検疫港は、国内に常時は存在しない感染症病原体が、日本国内に侵入することを防ぐため、外航船の検疫可能な港湾を特に定めているもので、対象船舶の入港が年間100隻以上見込まれることなどの要件を満たす港湾が指定されている(p3参照)・・・
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2015年02月25日(水)
[医療提供体制] 戦略特区での血液法特例案を提示 血液事業部会運営委
- 厚生労働省は2月25日、薬事・食品衛生審議会の「薬事分科会血液事業部会運営委員会」を開催し、(1)感染症の定期報告、(2)血液製剤に関する報告、(3)血液由来の研究用具製造に関する国家戦略特別区域法上の特例、(4)日本赤十字社からの報告―などを議題とした。 (3)は、血液法で治療行為・研究等以外の事業として、原料採取を目的とする採血や、血液を原料とする血液製剤、医薬品、医療機器・再生医療等製品の製造が制・・・
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2015年02月23日(月)
[社会福祉] 新会長は中村耕三・国リハ総長 疾病・障害認定審査会
- 厚生労働省は2月23日、疾病・障害認定審査会を開き、会長として、中村耕三氏(国立障害者リハビリテーションセンター総長)(p3参照)を指名した。同審査会は、感染症・予防接種審査、原子爆弾被爆者医療、身体障害認定の各分科会から構成され、予防接種法、検疫法、原爆援護法、感染症法などに定められた各種手当の給付などに関する審査をする(p9参照)。・・・
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2015年02月18日(水)
[感染症対策] 蚊媒介感染症の予防指針案を提示 厚労省小委
- 厚生労働省は2月18日、「蚊媒介性感染症に関する小委員会」を開催し、「蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針案」を議論した。指針は2014年8月にデング熱の国内感染症例が約70年ぶりに報告されたことなどを受け、蚊媒介感染症の対策充実のため策定される。 指針案では、(1)平常時の対策、(2)発生動向調査の強化、(3)国内感染のまん延防止対策、(4)医療の提供、(5)研究開発の推進、(6)人材養成、(7)国際的な連・・・
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2015年02月02日(月)
[感染症対策] アウトブレイク対応の事例報告 院内感染会議
- 厚生労働省は2月2日、「院内感染対策中央会議」を開催し、(1)感染制御の強化(p4~p41参照)、(2)抗菌薬の適正使用(p42~p45参照)、(3)サーベイランスの強化(p46~p47参照)―などを議論した。 (1)では、国立感染症研究所が日本・海外での耐性菌の疫学的状況を報告。バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)の分離率は、米国79.4%、欧州8.9%、韓国25.9~41.7%、日本0.7%(判定基準:VCM≧32μg/ml,CLSI)・1.4・・・
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2015年01月30日(金)
[インフル] 2014/2015シーズン流行株・ワクチン株を報告 生産・流通部会
- 厚生労働省は1月30日、厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会「研究開発および生産・流通部会」を開催し、(1)アジュバンドの開発状況(p5~p31参照)、(2)ワクチンの開発状況(p32~p44参照)、(3)2014/2015シーズンのインフルエンザの流行状況およびワクチン(p45~p55参照)―などを議題とした。 (3)では、国立感染症研究所の小田切孝人インフルエンザウイルス研究センター長が「インフルエンザ流行株の状・・・
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2015年01月30日(金)
[感染症対策] 医師1人をエボラ対策ミッションに派遣 厚労省
- 厚生労働省は1月30日、エボラ出血熱に関する世界保健機関(WHO)のミッションに参加するため、リベリアに日本人専門家1人が、検査体制の管理のために派遣されることになったと発表した(p1参照)。2月上旬に出国し、4月上旬に帰国の予定だという(p2参照)。・・・
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2015年01月23日(金)
[難病対策] 第2次実施分に関し3月パブコメ募集 指定難病検討委
- 厚生労働省は1月23日、「指定難病検討委員会」を開催。指定難病を拡大する第2次実施分の「指定難病の検討の進め方」を確認し、「指定難病の要件」を議論した。 厚労省は指定難病の検討の進め方を、次のように提案した(p6参照)。●第2次実施分の検討では、指定難病としての要件に関する情報収集がなされた疾病を対象とする。●具体的に対象は、難治性疾患克服研究事業の研究疾病や小児慢性特定疾病であって、2015年1月時点で・・・
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2015年01月21日(水)
[感染症] 中東で発生中の呼吸器疾患への対処法 厚労省
- 厚生労働省は1月21日、中東呼吸器症候群(MERS)に関するQ&Aを公表した。WHO(世界保健機関)の資料をもとに作成されたもので、(1)一般向け、(2)医療従事者向けの解説が掲載されている(p1~p4参照)。 (1)では、MERSについて、2012年以降、中東地域を中心に患者の発生が報告されるMERSコロナウイルスを病原体とする呼吸器疾患と説明され、2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)とは別の疾患。輸入症例は、・・・
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2015年01月19日(月)
[感染症対策] エボラ出血熱感染疑いの患者は「陰性」 厚労省
- 厚生労働省は1月19日、エボラ出血熱への感染がありうるとされた患者(70代女性)の検査結果が、「陰性」だったことを公表した(p1参照)。 この患者は、西アフリカ・シエラレオネに居住しており、日本への一時帰国後に発熱がみられたことから、東京都内の感染症指定医療機関に入院し、国立感染症研究所でエボラ出血熱の遺伝子検査(PCR検査)をしたところ陰性だった。インフルエンザと診断され、症状が回復し次第、退院する・・・
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2015年01月09日(金)
[感染症対策] B型肝炎ワクチンの接種対応を提案 予防接種基本方針部会
- 厚生労働省は1月9日、厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会「予防接種基本方針部会」を開催し、(1)B型肝炎ワクチン、(2)日本脳炎ワクチンの特例措置対象者―などを議題とした。 (1)では、技術的検討結果について、小児の水平感染に関しては、「全出生者を対象に予防接種を実施することで、長期的にはB型肝炎による社会的疾病負荷のさらなる軽減に繋がるものと考えられる」ことが報告さた。また、交差反応に関しては、・・・
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2015年01月06日(火)
[感染症対策] H5N1型・H7N9型を「特定鳥インフルエンザ」に 政府
- 政府は1月6日、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備等に関する政令」を閣議決定した。鳥インフルエンザA(H5N1・H7N9)を感染症法上、それぞれ「特定鳥インフルエンザ」に位置づける(p1参照)(p5参照)(p13~p14参照)(p21参照)。施行日は1月21日(p2~p3参照)。 鳥インフルエンザは従来、4類感染症に位置づけられ、H5N1型のみ、病・・・
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2015年01月06日(火)
[感染症対策] 医師2名がエボラ対策のミッション参加 厚労省
- 厚生労働省は1月6日、世界保健機関(WHO)より西アフリカのエボラ出血熱発生各国への支援活動に関する支援要請があり、東京大学医科学研究所附属病院感染免疫内科診療課長の鯉渕智彦医師と、東京都保健医療公社豊島病院感染症内科医長の足立拓也医師を派遣したと公表した。鯉渕医師は2014年12月28日から2015年1月30日まで、足立医師は2015年1月3日から2月6日までの間、シエラレオネに派遣される。疾病発生および診療・対策状況に・・・
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2014年12月29日(月)
[感染症対策] エボラ出血熱感染疑いの患者「陰性」 厚労省
- 厚生労働省は12月29日、シエラレオネに滞在歴があり、帰国後に発熱症状を呈し、都内感染症指定医療機関に入院した患者(30代男性)について、エボラ出血熱の遺伝子検査(PCR検査)の結果、陰性(急性副鼻腔炎)と判断されたことを公表した。併せて、患者のプライバシー保護への十分な配慮を依頼している(p1参照)。・・・
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2014年12月19日(金)
[感染症対策] アウトブレイクへの対応を要請 厚労省通知
- 厚生労働省は12月19日、「医療機関における院内感染対策」に関する通知を発出した。院内感染のアウトブレイクについて、一定期間内に同一病棟など一定の場所で発生した院内感染の集積が通常より高い状態と定義(p6~p7参照)し、関係機関に対する周知と対策の徹底を求めている(p1参照)。・・・
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2014年12月17日(水)
[医薬品] 輸血用血液製剤による感染症報告22件 血液事業部会運営委員会
- 厚生労働省は12月17日、薬事・食品衛生審議会・薬事分科会の「血液事業部会運営委員会」を開催。「感染症定期報告」(p5~p105参照)、「血液製剤に関する報告事項」(p106~p119参照)などを議題とし、供血者からの遡及調査の進捗状況、血液製剤に関する報告事項、献血件数およびHIV抗体・核酸増幅検査陽性件数について説明した。それによると、輸血用血液製剤による感染症報告(2014年8月~10月)は22件。内訳は、HBV(B型・・・
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